Triton featuring Sony's IMX490 Automotive CMOS Sensor
5.4 MPの解像度、裏面照射型テクノロジー、同時HDR、LEDフリッカー軽減(LFM)、およびIP67保護を備えた自動車用カメラ。
- 明暗差の大きい昼間のトンネルの出入り口などの道路環境におけるLEDを使用した交通設備の増加により、車載カメラとしてHDR撮影時のLEDフリッカー抑制のニーズが高まっています。このニーズを満たしつつ、水平2880画素、垂直1860画素の有効540万画素を実現することで、従来と同等の分解能を維持しながら、より広い画角の撮影が可能です。水平方向では、自転車や歩行者の急な飛び出しに加えてより広範囲の障害物や標識を、垂直方向では、交差点での停止線から見上げる信号機を認識できます。
- 車載カメラは、トンネルの出入口や夜間の市街地など、明暗差の大きな場面でも画面全体にわたって黒潰れや白飛びを起こさず、ノイズの少ない鮮明な映像を撮影する必要があります。本イメージセンサーは、独自の画素構造と露光方法の改善により、従来比約3倍となる120dBの広いダイナミックレンジを低ノイズで撮影するHDR機能を実現しました。太陽光下に相当する10万ルクスにおける高照度被写体を撮影しても白飛びを抑制できます。さらに、動く被写体を撮影する際、一般的なHDR技術では低露出撮影と高露出撮影の間に僅かなずれが生じ、これが原因で画面にノイズが発生する「モーションアーティファクト」が起きることがありました。本機種では独自の方式によりモーションアーティファクトを防ぐことができます
- 本イメージセンサーは、フォトダイオードで得られた電子信号を電圧信号へ変換する際の効率をより高めた回路を搭載し、従来と比較して約15%の向上を実現しました。これにより、月明かりに相当する低照度0.1ルクスにおける障害物や人物などの認識能力に寄与します。
- Tritonカメラは、IP67保護、認定された衝撃および振動動作、および広い動作温度を提供します。
ソニーIMX490センサー解説
5.4MP IMX490 HDR (溶接カメラ) vs. Non-HDR