カナダ、ブリティッシュコロンビア州バーナビー – 2026年8月26日 – 産業用カメラの設計・製造を手がけるリーディングカンパニー、LUCID Vision Labs, Inc.は本日、Triton® Smartカメラ向けの新しいオープンソースAI開発ツールキットの提供開始を発表しました。このツールキットにより、開発者はSonyのIMX501インテリジェントビジョンセンサーを使用したセンサー上での推論向けAIモデルを、より柔軟に作成・展開できます。
AI対応マシンビジョン開発向けに設計されたこのツールキットでは、ユーザーがワークフローをカスタマイズし、好みのツールを統合し、特定のアプリケーション要件に合わせてモデルを調整できます。初回リリースには、画像分類向けのオープンソースソフトウェア(OSS)をベースとした、すぐに使用できるAIトレーニングサンプルが含まれています。LUCIDは今後、物体検出や異常検知などの追加トレーニングサンプルを提供し、オープンソースAIトレーニングリソースを拡充する予定です。またLUCIDは、トレーニングサンプルを使用して生成された出力ファイルをTriton Smartカメラと互換性のある形式に変換するTriton Smart Model Converterも提供しています。コンバーターとオープンソースツールは、事前設定済みの開発環境を提供する仮想マシン(VM)イメージに含まれています。
「新しいオープンソースAI開発ツールキットにより、開発者はTriton Smartカメラを使用したAIアプリケーションの構築と展開を、より自由に制御できるようになります」とLUCIDの創業者兼社長、Rod Barmanは述べています。「オープンな開発環境と、イメージセンサー上で直接行うAI処理を組み合わせることで、柔軟性、効率性、自己完結性を備えたエッジビジョンソリューションをより容易に構築できるようにします。」
Triton Smartは、Image Signal Processor、Digital Signal Processor、8 MBのオンチップメモリを統合したSonyの12.3 MP IMX501インテリジェントビジョンセンサーを搭載しています。このアーキテクチャにより、外部処理やクラウド接続を必要とせず、画像分類や物体検出をセンサー上で直接実行できます。 
オープンソースツールキットを使用して互換性のあるAIモデルを準備し、Triton Smart Model Converterで変換した後、LUCIDのArenaView MPソフトウェアを使用してモデルをIMX501センサーへアップロードし、カメラ設定を構成できます。LUCIDは、AI推論結果とともに画像をプレビューできるコンパイル済みのサンプルプログラムも提供しています。AIモデルをセンサー上で直接処理することで、システム遅延、帯域幅要件、消費電力、およびホストコンピューティングリソースへの依存を低減できます。
Triton SmartのデュアルISP設計は、AI推論と画像処理の同時実行に対応し、元画像とAI結果を単一のデータストリームで出力できます。また、プライバシー保護や帯域幅効率の向上を目的として、出力画像の解像度を低減することも可能です。推論時は最大30フレーム/秒、フル解像度4056 × 3040では最大8フレーム/秒で動作します。
LUCIDのFactory Tough™プラットフォームをベースとするTriton Smartは、センサー上でのAI処理と、29 × 29 mmのコンパクトかつ軽量な産業用カメラ設計を両立しています。堅牢なM12 EthernetおよびM8 GPIOコネクタ、オプションのIP67レンズチューブ、−20°C~55°Cの動作温度範囲を備えています。工場自動化、スマート物流、リテール分析、アクセス制御、その他の組み込みエッジAIアプリケーションに適しています。
すべてのLUCIDカメラはGigE Vision 2.0およびGenICam3規格に準拠し、Arena SDKに対応しています。SDKはWindows、Linux 64-bit、Linux ARMプラットフォームに対応し、C、C++、C#、Pythonプログラミング言語をサポートしています。
Triton Smartカメラ向けの事前設定済みAI開発環境は現在ご利用いただけます。詳細およびAI開発ツールキットへのアクセスについては、Triton Smart製品ページをご覧いただくか、営業担当までお問い合わせください。

