AI処理機能とメモリを積層したイメージセンサー IP67 防塵・防水性能 29 x 29 x 45 mm, 67 g 画像分類
物体検出
Triton Smart:ソニー製12.3MP インテリジェントビジョンセンサーIMX501搭載 Triton ® Power over Ethernet (PoE) アクティブセンサーアライメント 100%オフライン、完全ローカルでのAI処理
Triton SMART Camera with Sony IMX501 Sensor Sony IMX501 AI sensor Triton Smart Logo

Sony IMX501 AI sensor

ソニー製 インテリジェントビジョンセンサーIMX501

IMX501は、12.3メガピクセル(4056 x 3040)の解像度を持つCMOSローリングシャッターセンサーです。ISP(イメージシグナルプロセッサ)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、オンチップSRAMを内蔵し、センサー単体でのAI処理を実現します。これにより、高性能なPCを用意する必要がなく、低遅延・低消費電力での運用が可能です。AIの処理と演算はセンサーとカメラ内部で完結するため、クラウドへのオンライン接続も不要です。作成したAIモデルは、カメラ上で完全にオフラインかつローカルで動作します。

Triton Smartカメラ:小型・軽量、さらにその先へ

IP67 防塵・防水性能

-20°C〜55°Cの環境温度

アクティブセンサーアライメント

Power over Ethernet

Triton Smartマシンビジョンカメラは、わずか68g、29x29mmというコンパクト設計でありながら、過酷な産業アプリケーションの様々な環境でも確実に動作するよう開発されました。電子基板とAIセンサーは、耐久性の高い密閉型アルミケース(2ピース構造、M2ネジ4本で固定)に収められています。コネクタには、衝撃や振動に強いM12(イーサネット用)とM8(GPIO用)を採用。オプションのIP67対応レンズチューブを使用すれば、外付けの保護ケースなしで防塵・防水性能を発揮します。また、-20℃から+55℃という広い周囲温度範囲で安定した動作が可能です。

Triton Smart with IMX501 Triton Smart with IMX501 Triton Smart with IMX501

ソニーIMX501搭載 Triton Smartカメラモデル

型番画素数解像度フレームレートセンサ名センササイズ画素サイズ電子シャッター方式レンズマウントモノクロ/カラーインターフェース
TRS123S-CC12.3 MP4056 x 3040 px7.9 fpsSony IMX501 CMOS1/2.3"1.55 µmローリングシャッターCカラーM12 GigE Vision

Triton Smartカメラ:画像処理の流れ

Triton Smartカメラは、ISP(イメージシグナルプロセッシング)を2つ搭載しています。一つはイメージセンサー内のISP、もう一つは通常の画像処理を行うカメラ本体のFPGA上のISPです。

IMX501センサーが取得した高ダイナミックレンジかつ低ノイズのRGB画像は、センサー内ISPとカメラFPGA上のISPそれぞれに送られ、個別に処理されます。AI用ISPは、受け取った画像をAIエンジンに適した入力テンソル形式に前処理し、推論結果を出力テンソルとして生成します。同時に、同じ画像がFPGA上のISPにも送られ、こちらは標準的なマシンビジョンカメラと同様の画像処理を行います。最終的に、AIによる入出力テンソルはGigE Visionのチャンクデータとして、FPGAで処理された画像データに埋め込まれた上でホストPCへ送信されます。

ソニーIMX501搭載 Triton Smartカメラモデル

型番画素数解像度フレームレートセンサ名センササイズ画素サイズ電子シャッター方式レンズマウントモノクロ/カラーインターフェース
TRS123S-CC12.3 MP4056 x 3040 px7.9 fpsSony IMX501 CMOS1/2.3"1.55 µmローリングシャッターCカラーM12 GigE Vision